2月10日(当日)の午後、一般接種でモデルナ製のワクチンを接種しました。モデルナ製のワクチンは副反応が強く出るといわれていて、今回は半分の量になったから副反応も出る人は少ないのではとの予想を聞いていましたが、結果、個人的には、副反応はしんどかったです。翌日(1日目)には、朝から倦怠感を感じ昼から熱が出始め、横になりました。夕方には38度台の熱がでて、その日の夜も続き、最高では38.7度を記録しました。解熱剤を飲むタイミングが遅かったので結局2回飲みましたが、なかなか熱下がらず、翌々日(2日目)になってようやく37度前半から36度だいまで下がり、倦怠感も収まったように思えましたが、その日の夜に寝汗をかいて、翌翌々日(3日目)の朝からは普通の状態に戻ったと感じました。
いい体験になりました。副反応は個人差がありますね。
さて、体調も回復した3日後の2月13日に、接種証明書に3回目の接種が反映されるかを試しました。しかし。マイナンバーカードをスマホでうまく読み取れず、スマホのNFC部とカードの位置が悪かったようで、翌14日で接種証明を確認できました。
接種証明確認できたところで、くわしく接種証明の内容を見るとワクチンの製造番号がわかりました。そして、その番号をWEBで検索して、いつ検査されたかを知りました。それは、昨年の8月30日でした。6か月前です。有効期限は当初6か月と聞いていましたので、ぎりぎり6か月も前の古いワクチンだったのかと一瞬おもいましたが、最近では、ファイザーもモデルナも2,3か月延長されているようだったので、結局、有効期限内のワクチンということで納得しました、でも、6か月前のワクチンが今使用されるとはと思い、ワクチンの供給はいったいどうなっているのかが気になり始めました。
前述のようにワクチンの製造番号と検査合格番号はインターネット上に公開され調べることができます。ファイザー製、モデルナ製、その他のメーカのワクチンがそのリストにありました。
1回目、2回目の接種は7月でしたが、調べると6月に検査合格したワクチンでした。当時、菅元首相の号令の下、全国的にワクチン接種が進んでいたので、検査合格したてのワクチンがすぐ打たれたわけです。今回接種したモデルナワクチンは確かに6か月前のロットですが、このように情報が公開されてはじめてわかる事実であり、わかるということは素晴らしいことだとおもいます。
そのリストをみて一つ気づいたことがありました、9月以降ファイザー製のワクチンの供給、検査合格の割合が減っていいるのです。そういえば、最近、ワクチンの供給状況の情報がマスコミでも詳しく報道されず、情報が少ないですね。私もそうですが、ワクチン接種を終えたので国民がしばらく関心を持たなくなった性だったからと思います。ファイザー製は少なくなっていますが、反面、モデルナ製が増加しているのです。ここで、最近の状況とこの結果を私なりに分析しました。間違っているかもしれませんが。。。
・モデルナ製ワクチンは副反応が強く出るので、ワクチンは一部の一般接種を除いて結局、あまり接種で使われなかったのではないか。(夏頃まで)
・それは、高齢者から若者まで国民の8割以上に対して接種が進み、傾向として9月以降には感染も徐々に収まって、接種の減少もあってモデルナ製ワクチンの接種が進まなかった。
・そして、オミクロン株の流行で3回目のワクチン接種が必要になったが、今度は、前回のメインのファイザー製ワクチンの供給は少なく、在庫や消費期限が迫る中でモデルナ製は引き続き供給されるので、結構在庫過多の状況にある。
・しかし、モデルナ製ワクチンの副反応の強さを懸念する国民の世論(マスコミが悪い)で3回目のワクチン接種の主体をモデルナ製ワクチンで接種する体制が組みにくかった。⇒政府、厚生労働省の問題
・政府は増加する感染者への対応でまん延防止宣言を出したが、緊急事態宣言は発出したくないので、3回目のワクチン接種に対して、ようやく重い腰を上げ、接種の体制づくりを始め、接種が進み始めた。
⇒これが現在(2月)。
結局、私は、2月10日にモデルナ製ワクチンを接種することができ、その副反応が強いのは身をもって体験したが、多くの国民が求めるファイザー製のワクチンの在庫はほとんどないのではないか?
ならば、政府は、国民に正直に「3回目のワクチン接種を急いでほしいがファイザー製の在庫はないので、在庫の多いモデルナ製のワクチンを打ってほしい」と強く言ってほかった。
それを前面に言わず、しかも3月には外国からの入国制限を緩和するとは本末転倒である。少しずつ、オミクロン株のピークアウトが見えてきたので、政府は緩和策へとシフトしたいのはわかる。しかし、やはり、ワクチン接種の推進と接種率の結果を積み上げていかないと緩和は一時的な対応策にしかならないように思える。
今回、接種証明アプリを通じて、ワクチンの製造番号と検査合格年月日がわかった。このように、サービスがデジタル化されると、素早く知りたい情報を入手できる(もちろん厳格な情報管理の下で)、今までにない素晴らしいことだ。
デジタル化の取り組みは、行政サービスのスピード化と同時に透明性を担保して、国民に分かりやすく必要な情報を伝達する手段であり仕組みであると思う。デジタル化の本質や目的ががわからずに推進はできないのに、あいかわらず適切な対応しか取れていない、マイナンバーとのリンクは接種券の発行にはできず、接種証明書でリンクできた。このマイナンバーやカードに対して、早く、デメリットより役に立つ、持っていて便利な使い方を本当に考えて、利用価値をあげてほしい。
今日現在、マイナンバーカードが役立つ機会、使用する機会が少ないのが腹立たしい。