コロナウイルス感染防止対策として3密回避があげられる。人が集まるとCO2濃度が上がるのは必然であるので、今回、CO2センサーによってCO2の濃度を測定し、3密になっていないか、換気のタイミングはどうすればいいかを検討するためCO2センサーを購入した。
そのセンサーを使用する機会である合唱団の練習は約2週間先になるので、センサーからどんなデータが得られるか、試しに、自宅や会社で測定を行った。
添付のデータは、目的とは少し違うがテストのため帰りの通勤電車の車内と自家用車の車内でのデータがとれたので掲載する。
・電車内は窓を開けているので、思っていた以上にCO2濃度は低い(車両内で座席は埋まり、立っている人は2,30人以下であるので満員ではない)、ちなみに、自宅内、会社事務所(換気対策あり)は600~800ppm程度であったので電車内はほぼ同程度である。
・逆に驚いたのは、自動車の車内。自動車に乗り込んでから駅の駐車場での待期期間(約20分)までの時間経過でCO2濃度が1500ppm以上になっている。窓を開けて空気を入れると途端に下がった。
⇒閉鎖空間であれば短時間でもCO2濃度はぐんぐん上昇することが実感できた。また、換気で急激に低下することも分かった。CO2濃度とウイルスの量(飛沫の量)とはゆるい相関がありそうなので、3密の程度を知る、換気のタイミングをしるには、CO2測定は有効かもしれない。
合唱練習会場(音漏れ対策のため密閉状態)ではその広さにもよるが、どのような結果が得られるか注目している。